プロボウルを観に行こう!

基本情報

NFLのオールスターゲームと呼ばれるのがプロボウルです。プロボウルは、1938年シーズンに第一回大会(1939年1月15日)が行われ、当初は、そのシーズンのチャンピオンチームとNFL選抜チームが対戦する形で開催されました。5年間この形式で開催された後、1950年シーズンからフォーマットを変更し、再開、1970年から2012年までは、AFC対NFCのプロボウルとして開催されました。
しかし、レギュラーシーズンやプレーオフのような真剣勝負ではなく、試合内容も緩いものだったため、プロボウルの開催意義に関して不満が募ったこともあり、2013シーズンのプロボウル(開催2014年1月26日)からはレジェンドがドラフトで選手を指名する形式に変更。3シーズンこの形式で開催されたものの、2016シーズンのプロボウルからまたAFC対NFCのフォーマットに戻りました。
プロボウルは、2008シーズンまでは、スーパーボウルの後に開催されておりましたが、スーパーボウルこそがNFLの最後の試合にふさわしいということから2009シーズンよりスーパーボウルの開催の前の週に変更されました。
1979シーズンから2015シーズンまでのほとんど(2014シーズンはアリゾナ、2009シーズンはフロリダ)をハワイのアロハスタジアムで開催してきましたが、2016シーズン以降は、本土での開催となっており、フロリダ州オーランドで4シーズン開催し、ラスベガスでの開催となっております。

この特集コーナーでは、2022年のラスベガスで開催された「プロボウル」を実際に観戦したリサーチをもとに、「プロボウル」の楽しみ方をご紹介致します。

***2023 PRO BOWL GAMES(2023 プロボウル ゲームス)情報***

NFL2022-2023シーズンのNFLオールスターの祭典「2023 プロボウル ゲームス」2023年2月5日(日曜日)に昨年に引き続き、ラスベガス・レイダースの本拠地ネバダ州・ラスベガスのアレジアント・スタジアムで行われます。

近年のプロボウルは、AFC対NFCの通常の試合形式で行われてきましたが、当然、オフシーズンの怪我を嫌う選手達は強いタックル等は避けるなど、アメフトというスポーツの性質上、プロボウルの試合としての在り方が論議されてきましたが、今シーズンからは内容が一新され、メインゲームはAFC対NFCのフラッグ・フットボール形式で試合が行われます。

また今大会の豪華なコーチ陣営にも注目です!
AFCのヘッドコーチは、インディアナ・コルツとデンバー・ブロンコスで18シーズンをプレーし、両チームでスーパーボウル制覇を成し遂げ史上最高のQBと称されるペイトン・マニング氏が務め、NFCのヘッドコーチは、NYジャイアンツで16シーズンをプレーしたレジェンドであり、スーパーボウルXLII, XLVIではニューイングランド・ペイトリオッツをことごとく破り、2回MVPに輝いたイーライ・マニング氏が務めるという、数えきれないほどの記録と栄光を手にしてきたマニングファミリー王朝の兄弟が、この「2023 プロボウル・ゲームス」では、ヘッドコーチとして対決します。

「2023 プロボウル ゲームス」について、現在発表されている内容は下記の様になっております。

日時:2023年2月5日(日曜日)
場所:アレジアント・スタジアム(ネバダ州・ラスベガス)
開場:10 am
イベント開始:12 pm

内容:
AFCヘッドコーチ:ペイトン・マニング
AFCキャプテン:スヌープドッグ
NFCヘッドコーチ:イーライ・マニング
NFCキャプテン:ピート・デビットソン

・プリゲーム:NFL FLAG ユース・チャンピオンシップ
昨年もアメリカ全土から勝ち抜いた青少年のNFLフラッグフットボールチームの決勝戦。

・LIVE プロボウル スキルチャレンジズ
NFL選抜選手によるゲーム感覚でのフットボール他のスキルを競い合います。
※2月2日にはTV放映のみでスキルチャレンジズが別会場のラスベガス・レイダースの練習施設にて行われます。
- ベストキャッチ(2月2日のTV放送に引き続いての競技)
- 障害物リレー
- キッカー、パンターによる巨大〇Ⅹゲーム など

・AFC vs NFC NFLフラッグゲームス(メインゲーム)
- 両チーム27人の選手を選出
- 7対7
- 50ヤードフィールド
- 前半・後半10分間ずつの合計20分間
- 前半・後半「2分間ワーニング」でクロックを止める
- インコンプリートパス、得点、タイムアウト、ペナルティー、攻守交替時にはクロックを止める
- 1タッチダウン=6ポイント
- 1ポイントコンバージョン=3ヤードラインから
- 2ポイントコンバージョン=10ヤードラインから
- 4回の攻撃で20ヤード

フラッグフットボールは、アメフトでの危険が伴うタックル等を排除したもので、アメフトの要素とルールを極力残し、より多くの層に安全にフットボールを楽しんで貰うために改良されたものです。タックルの代わりに選手の腰の左右に付けたフラッグを取ることにより1ダウンとなります。NFL各チームはユース(少年・少女)のクラブチームがあり、日本でも学校の授業で行われたり、チームがあるようです。聞こえは迫力に欠ける様に思われがちですが、一流のアスリートが真剣にフラッグフットボールをプレーすると、凄いものがあります。

・ライブミュージックパフォーマンス

また、NFLのサイトよりますと現地2月2日(木曜日)には、 カレッジフットボールのオールスターゲーム「East West シュラインボウル」(8:30pm)がアレジアントスタジアムにて行われる予定になっています。

2023 プロボウル ゲームス 出場選手

AFCロースター


オフェンス

クオーターバック
パトリック・マホームズ選手(カンザスシティー・チーフス)
ジョシュ・アレン選手(バッファロー・ビルズ)
ジョー・バロウ選手(シンシナティ・ベンガルズ)

ランニングバック
ニック・チャッブ選手(クリーブランド・ブラウンズ)
ジョシュ・ジェイコブス選手(ラスベガス・レイダース)
デリック・ヘンリー選手(テネシー・タイタンズ)

フルバック
パトリック・リカール選手(ボルティモア・レイブンズ)

ワイドレシーバー
タイリーク・ヒル選手(マイアミ・ドルフィンズ)
ステフォン・ディッグス選手(バッファロー・ビルズ)
デバンテ・アダムス選手(ラスベガス・レイダース)
ジャマール・チェイス選手(シンシナティ・ベンガルズ)

タイトエンド
トラビス・ケルシー選手(カンザスシティー・チーフス)
マーク・アンドリュース選手(ボルチモア・レイブンズ)

オフェンシブタックル
レアミー・タンシル選手(ヒューストン・テキサンズ)
テロン・アームステッド選手(マイアミ・ドルフィンズ)
オーランド・ブラウン選手(カンザスシティー・チーフス)

オフェンシブガード
ジョエル・バイトニオ選手(クリーブランド・ブラウンズ)
クエントン・ネルソン選手(インディアナポリス・コルツ)
ジョー・トゥニー選手(カンザスシティー・チーフス)

センター
クリード・ハンフリー選手(カンザスシティー・チーフス)
ミッチ・モース選手(バッファロー・ビルズ)

ディフェンス

ディフェンシブエンド
マイルズ・ギャレット選手(クリーブランド・ブラウンズ)
マックス・クロスビー選手(ラスベガス・レイダース)
トレイ・ヘンドリクソン選手(シンシナティー・ベンガルズ)

インテリアラインマン
クリス・ジョーンズ選手(カンザスシティー・チーフス)
クインネン・ウィリアムス選手(ニューヨーク・ジェッツ)
ジェフリー・シモンズ選手(テネシー・タイタンズ)

アウトサイドラインバッカー
マット・ジュードン選手(ニューイングランド・ペイトリオッツ)
カリル・マック選手(ロサンゼルス・チャージャーズ)
T.J.ワット選手(ピッツバーグ・スティーラーズ)

インサイド・ミドルラインバッカー
ロクアン・スミス(ボルチモア・レイブンズ)
C.J.モズリー(ニューヨーク・ジェッツ)

コーナーバック
ソース・ガードナー選手(ニューヨーク・ジェッツ)
パトリック・サーテインII 選手(デンバー・ブロンコス)
マーロン・ハンフリー選手(ボルチモア・レイブンズ)
ザビエン・ハワード選手(マイアミ・ドルフィンズ)

フリーセーフティ
ミンカー・フィッツパトリック選手(ピッツバーグ・スティーラーズ)

ストロングセーフティ
ダーウィン・ジェームズ JR 選手(ロサンゼルス・チャージャーズ)
ジョーダン・ポーヤー選手(バッファロー・ビルズ)

スペシャルチーム

ロングスナッパー
モーガン・コックス選手(テネシー・タイタンズ)

パンター
トミー・タウンゼンド選手(カンザスシティー・チーフス)

プレースキッカー
ジャスティン・タッカー選手(ボルチモア・レイブンズ)

リターンスペシャリスト
デビン・デュバーネイ選手(ボルチモア・レイブンズ)

スペシャルチーマー
ジャスティン・ハーディー選手(ニューヨーク・ジェッツ)

NFCロースター

オフェンス

クオーターバック
ジェイレン・ハーツ選手(フィラデルフィア・イーグルス)
ジーノ・スミス選手(シアトル・シーホークス)
カーク・カズンズ選手(ミネソタ・バイキングス)

ランニングバック
セイクワン・バークリー選手(ニューヨーク・ジャイアンツ)
トニー・ポラード選手(ダラス・カウボーイズ)
マイルズ・サンダース選手(フィラデルフィア・イーグルス)

フルバック
カイル・ユーズチェック(サンフランシスコ・49ers)

ワイドレシーバー
ジャスティン・ジェファーソン選手(ミネソタ・バイキングス)
A.J.ブラウン選手(フィラデルフィア・イーグルス)
シーディー・ラム選手(ダラス・カウボーイズ)
テリー・マクローリン選手(ワシントン・コマンダース)

タイトエンド
ジョージ・キトル選手(サンフランシスコ・49ers)
T.J. ハッケンソン選手(ミネソタ・バイキングス)

オフェンシブタックル
トレント・ウイリアムス選手(サンフランシスコ・49ers)
レーン・ジョンソン選手(フィラデルフィア・イーグルス)
トリスタン・ワーフス選手(タンパベイ・バッカニアーズ)

オフェンシブガード
ザック・マーティン選手(ダラス・カウボーイズ)
ランドン・ディッカーソン選手(フィラデルフィア・イーグルス)
クリス・リンドストローム選手(アトランタ・ファルコンズ)

センター
ジェイソン・ケルシー選手(フィラデルフィア・イーグルス)
フランク・ラグナウ選手(デトロイト・ライオンズ)

ディフェンス

ディフェンシブエンド
ニック・ボサ選手(サンフランシスコ・49ers)
ブライアン・バーンズ選手(カロライナ・パンサーズ)
デマーカス・ローレンス選手(ダラス・カウボーイズ)

インテリアラインマン
アーロン・ドナルド選手(ロサンゼルス・ラムズ)
ジョナサン・アレン選手(ワシントン・コマンダース)
デクスター・ローレンス選手(ニューヨーク・ジャイアンツ)

アウトサイドラインバッカー
マイカー・パーソンズ選手(ダラス・カウボーイズ)
ザダリアス・スミス選手(ミネソタ・バイキングス)
ハサン・レディック選手(フィラデルフィア・イーグルス)

インサイド・ミドルラインバッカー
フレッド・ワーナー選手(サンフランシスコ・49ers)
デマリオ・デービス選手(ニューオーリンズ・セインツ)

コーナーバック
ダリウス・スレイ選手(フィラデルフィア・イーグルス)
トレボン・ディッグス選手(ダラス・カウボーイズ)
タリク・ウーレン選手(シアトル・シーホークス)
ジャイア・アレクサンダー選手(グリーンベイ・パッカーズ)

フリーセーフティ
クアンドレ・ディッグス選手(シアトル・シーホークス)

ストロングセーフティ
ブッダ・ベイカー選手(アリゾナ・カーディナルス)
タロアノア・フファンガ選手(サンフランシスコ・49ers)

スペシャルチーム

ロングスナッパー
アンドリュー・デパオラ選手(ミネソタ・バイキングス)

パンター
トレス・ウェイ選手(ワシントン・コマンダース)

プレースキッカー
ジェイソン・マイアーズ選手(シアトル・シーホークス)

リターンスペシャリスト
ケボンタエ・ターピン選手(ダラス・カウボーイズ)

スペシャルチーマー
ジェレミー・リーブズ選手(ワシントン・コマンダース)

 

観戦ガイド


NFLオールスターが集結するのが「プロボウル」。
真剣勝負であるレギュラーシーズン、プレーオフ、スーパーボウルと異なり、選手もリラックスして参加するイベントになります。
2015年まではほとんどがハワイのアロハスタジアムで開催されていたプロボウルですが、ここ数年は、アメリカ本土で開催され、フロリダ州オーランドで5シーズン、2020シーズンはコロナのため中止になりましたが、2021シーズン(開催2022年)はラスベガスでの開催されます。
NFLのスター選手が一同に集まるのはなかなか見れる機会はありませんし、選手を生で見るには絶好のイベントと言えます。
そのラスベガスでの開催される2022年のプロボウルの観戦ガイドになります。

開催都市


2022年のプロボウルはラスベガスで開催されます。会場は、2020年にオープンしたレイダースの本拠地となるアレジアントスタジアムになります。
このスタジアムの総工事費は18億ドル(約2000億円)。長年に渡りオーナーを務め、現在のレイダースのビジョンを創り上げた偉大な人物であるアル・デイビス氏のレガシーに敬意を表した巨大トーチ「アル・デイビス メモリアルトーチ」がある特徴的なスタジアムです。この25.9メートルの高さがあるトーチは、レイダースの試合の際に点火されます。
このスタジアムは、日本の札幌ドームのように天然芝と人口芝のフィールドを入れ替えることができ、NFLのレイダースの試合の際は、天然芝のフィールドが敷かれます。
ラスベガス大通りにあるルクソールやマンダレイベイに宿泊すると徒歩で楽に行けるスタジアムになります。

チケット


何千ドルもするスーパーボウルのチケットに比べると、安く買えるのがプロボウルになります。
例えば、ラスベガスのプロボウルの定価の一番安い座席は80ドルからとなり、4大スポーツのオールスターのイベントの中では、最安値となります。
少し前までは、プロボウルのチケットは、トロフィーがデザインされた格好いいハードチケットでしたが、現在は、すべてのチケットが電子化されており、スマートフォンに表示させての入場になります。

過去のイベント


プロボウルと言えば、ハワイで開催されている時期が長く、NFLファンの方でもハワイに観光に行きながら楽しめるイベントでした。しかし現在は、フロリダ州、そして2022年はラスベガスとアメリカ本土での開催になっております。
ここでは、過去にハワイで開催されたプロボウルの記憶を収めております。


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