デンバー・ブロンコスは、コロラド州・デンバーにあるエンパワー・フィールド＠マイルハイを本拠地とするNFLのアメリカン・フットボール・カンファレンス、AFC西地区に所属しているチームです。
1960年にアメリカンフットボールリーグ（AFL）のチャーターメンバーとして始まり、1970年の合併に伴いNFLに加盟。1975年以降は、NFLで最も成功を遂げたチームの一つとして認識されているチームです。
過去８回のAFCチャンピオンシップを勝ち取ってスーパーボウル出場を果たし、その内の３回のスーパーボウル（第３２回、第３３回、第５０回）を制覇しました。またニューイングランド・ペイトリオッツに並ぶ５回の
スーパーボウル最多敗戦チームという残念ながらも、AFCを代表する強さを見せた歴史もあります。
やはり近年で我々の記憶に新しいのは2015シーズン、第５０回スーパーボウル制覇でしょう。"ザ・シェリフ”ことNFL史上最強のQBの１人であり2013年にブロンコスへ移籍後も2度目のスーパーボウルへと導いたペイトン・マニング選手の最後の晴れ舞台となり、現バッファロー・ビルズのヴォン・ミラー選手は、このスーパーボウルでMVPに輝きました。
ペイトン・マニング選手はインディアナポリス・コルツとデンバー・ブロンコスの両チームでスーパーボウルに出場して、スターターを務めた唯一の選手。数えきれない程の栄光を手にしたマニング選手はスーパーボウルから一か月後の３月７日、１８シーズンのキャリアをブロンコとして幕を閉じました。背番号１８はブロンコスの永久欠番となり、2021年にはプロフットボールの殿堂入り、ブロンコス「リングオブフェイム」入りを果たしています。
その後、2015年以降はAFC西地区の中でも低迷を続けていたブロンコスは2021ー2022シーズンオフに、スーパースタークウォーターバックのラッセル・ウイルソン選手をトレードで獲得。また前職はグリーンベイ・パッカーズのオフェンスコーディネーターのネサニエル・ハケット新ヘッドコーチが加わり、2022-2023シーズンのブロンコスの躍進とプレーオフ進出を期待されましたが、チーム5－12という成績で、ハケットHCはシーズン終了を待たずして解雇されました。
しかし、ブロンコスは、2023NFLドラフト１巡目全体２９位と2024年の３巡目のドラフト権の代わりに、2022ー2023オフに、ニューオリンズ・セインツから名将：ショーン・ペイトン氏をヘッドコーチをトレードで獲得しました。（契約上、セインツの支配下にあった為）
今シーズンからのショーン・ペイトンヘッドコーチの手腕によるデンバー・ブロンコスの大躍進を期待したいと思います。
