NFL加盟:1950年
本拠地:リーバイス・スタジアム(Levi's Stadium)
通称:ナイナーズ
49ersはNFLでも名門のチームに一つです。
「49」という数字の付いた珍しいチーム名は、1848年に北カリフォルニア(通称:ゴールデンステートで沢山の砂金が採掘されたのをきっかけに、1849年に全米からゴールドを求めて多くの人々が集まった「ゴールドラッシュ」から由来しています。
ナイナーズと言えば、ビル・ウォッシュ・ヘッドコーチ(その後GM、殿堂入り)、ジョージ・シーファートヘッドコーチの元、約20年間で5回のスーパーボウル制覇、また8回の地区優勝という黄金時代を築き、NFLファンならずとも世界的に有名なQBジョー・モンタナ選手、QBスティーブ・ヤング選手、WRジェリー・ライス選手等々のそうそうたる殿堂入りを果たしている名選手たちが活躍した時代です。
近年では2012年シーズンの第47回スーパーボウルに18年ぶりの出場を果たしましたがボルチモア・レイブンズに惜しくも敗れ、2019年シーズンの第54回スーパーボウルではカンザスシティー・チーフスに敗れています。
2021年のドラフト全体3位で、QBのトレイ・ランスを獲得。正QBであるジミー・ガロポロに注目が集まりましたが、結果、2021シーズンは、ガロポロ選手が中心になり、激戦となったNFCウエストを戦いました。NFCチャンピオンシップゲームでは、惜しくも第56回スーパーボウルの覇者となったロサンゼルス・ラムズに敗れてしまいました。
2022-2023シーズンは、49ersにとって正QBが定まらないというQBに関しては災難続きのシーズンとなりました。正QB予定であったトレイ・ランスはシーズン早々にシーズンを棒にする怪我で離脱。意図せず正QBとなったジミー・カロポロ選手も終盤に離脱。ここで白羽の矢が立ったルーキーQBのブロック・パーディー選手は素晴らしい活躍を見せたことで、49ersの希望はグンと広がり、今シーズン、オフェンス・ディフェンス共に最強チームの一つとも言われた49ersはポストシーズンに進出しました。
ですが、ここでも正QBとなったブロック・パーディー選手は対フィラデルフィア・イーグルスとのカンファレンスチャンピオンシップで、パスラッシュを受けた際に右肘の腱を傷つける大怪我を負ってしまい、昨年に引き続きカンファレンスチャンピオンシップゲームで敗れています。
2022-2023が終わった時点では離脱中のトレイ・ランス選手、肘の修復手術を受けたブロック・パーディー選手しかQBがいない49ersですが、2024-2025シーズンをどの様に迎えて、戦うのかにも注目です。