NFL プレーオフ:ワイルドカード・ラウンド 1月14日(土)の試合結果

いよいよ2022-2023シーズンのNFLプレーオフ:ワイルドカードの熱い戦いが始まりました。

AFCワイルドカード

 
ロサンゼルス・チャージャーズ 30ー31 ジャクソンビル・ジャガース

AFCスーパーワイルドカード・ウイークエンドの開幕戦、ロサンゼルス・チャージャーズ VS.ジャクソンビル・ジャガースの試合は、ジャクソンビル・ジャガースが27点差をひっくり返すという大逆転劇でチャージャーズを破り、AFCディビジョナルラウンドに駒を進めました。ジャガースにとっては、2017年以来のプレーオフでの勝利となり、27点差を逆転しての勝利はプレーオフ史上3番目の快挙。ホームで5連勝中のジャガースは、それらは全てを逆転して勝利しているだけに、この日も粘りを見せました。
 
この試合の前半のジャガースは、2年目にして初のプレーオフ出場となったQB1:トレバー・ローレンス選手が4インターセプトを許し、レシーバーとの繋がりも悪く、全く良い所が無かったジャガースは、チャージャーズに27-0というリードを許しました。ですが、後半に入るとローレンス選手は、TE:エバン・イングラム選手、WR:カーク・クリスチャン選手、マービン・ジョーンズ選手・ゼイ・ジョーンズ選手等へのパス・TDパスが次々と決まりだし、チャージャーズのジョーイ・ボサ選手のペナルティーから得た2ポイントコンバージョンを決め28-30。最後のドライブではRB:トラヴィス・エティエンJr. 選手の25ヤードランを稼ぎ、K:ライリー・パターソン選手が時間切れの36ヤードフィールドゴールを決めて31-30でジャガースが勝利しています。
 

NFCワイルドカード

 
シアトル・シーホークス 23ー41 サンフランシスコ・49ers
 
NFCスーパーワイルドカード・ウイークエンドの開幕戦、49ersのホームスタジアムのリーバイス・スタジアムで行われたシアトル・シーホークス VS. サンフランシスコ・49ersの試合は、41-23で大方の予想通りにサンフランシスコ・49ersが勝利して、NFCディビジョナルラウンドに進出しました。
 
やはりセンセーショナルなデビューを果たしたルーキーQBブロック・パーディー選手がプレーオフでどれだけの結果を残せるのかにも注目があつまりました。現在の49ersは、クリスチャン・マキャフリー選手、イライジャ・ミッチェル選手、ディーボ・サミュエル選手、ジョージ・キトル選手、ブランドン・アイユーク選手等々のオフェンス陣、守ってはニック・ボサ選手、ドレ・グリーンロー選手等々のディフェンス陣など、何処を切っても強力なチーム。前半こそQB:ジーノ・スミス選手、WR:DKメットカーフ選手、タイラー・ロケット選手率いるシーホークスと互角の試合展開でしたが、特に後半はブロック・パーディー選手を中心に25-6とオフェンス&ディフェンス共に調子を上げた49ersが力の差を見せつけての勝利を勝ち取りました。
 
注目のQB1:ブロック・パーディー選手はパス18回/30回、332ヤード、タッチダウンパス3回、0(ゼロ)インターセプトを達成、更にはラッシングタッチダウンを決めるなどの結果的に大活躍を見せました。
 
アメリカスポーツ局ESPN・CBS Sports等の記事によりますと、ブロック・パーディー選手は以下の様な大記録を達成したということです。(一部抜粋)
 
●プレーオフ史上初めて1試合4回のタッチダウンを記録したルーキー。
●1試合300パスヤード、3タッチダウンパスを記録したQBとしては、ダン・マリ
 ーノを抜いてプレーオフ史上最年少記録。
●NFL史上7人目、2012年のラッセル・ウィルソン以来となるプレーオフ戦勝利
 のルーキーとなりました(他は、T.J.イェーツ、マーク・サンチェス、ジョ
 ー・フラッコ、ベン・ロスリスバーガー、ショーン・キングなど)。
 
●332ヤードは、1983年のワシントン戦での343ヤード、スーパーボウルXXIIIで
 のベンガルズ戦での357ヤードのジョー・モンタナの2試合に次いで、49ers史
 上3番目に多いプレーオフでのパスヤードとなりました。
●49ersのクォーターバックでプレーオフの試合で300パスヤード、タッチダウン
 パス3回、インターセプトゼロを記録したのは、ジョー・モンタナとスティー
 ブヤングのみ。
●1試合で300パスヤード、タッチダウンパス3回、インターセプトなし、ラッシ
 ングタッチダウンを記録した選手は、ポストシーズン史上5人目だそうです。
 パトリック・マホームズ(2021年ディビジョンラウンド対ビルズ)、マット・
 ライアン(2016年NFCチャンピオンシップ対パッカーズ)、アーロン・ロジ
 ャース(2010年ディビジョンラウンド対ファルコンズ)、ジョー・モンタナ
(スーパーボウル19日対ドルフィンズ)もこの数字を記録しています。