観戦レポ チャージャース対レイダース@ソーファイスタジアム(NFL 2022 Week 1)

今シーズン激戦が予想されるAFC西地区。
昨シーズンのロースター加え、更に最強の補強をした両チーム、ラスベガス・レイダース対ロサンゼルス・チャージャーズの一戦は、WEEK 1の中でも最も注目されていた試合の1つでした。オフシーズン中、次から次に飛び込んでくる選手移籍のビッグニュースに大興奮していた両チームファンにとっては「凄いことが起こるかもしれない」という想像たくましく、200%の期待が、いよいよ現実となって試される時を迎え、会場となったソーファイスタジアムには沢山のファンが訪れ、試合前から大興奮状態。
 
チャージャーズのホームゲームでありながらも、全米中から熱狂的なレイダースファン”レイダーネーション”が大集結。スタジアムはチャージャーズのパウダーブルーよりも、明らかにレイダースのシルバー&ブラックに支配されている様でした。チャージャーズファンにとっては、昨シーズンのWEEK 18の屈辱を晴らす一戦、、と言うよりも今シーズンの最強とされるロースターがどの様に機能するのか?という今シーズンへの期待値の方が上回っていたのではないでしょうか。
 
チャージャーズは前半にチームを勢いづけていた#1 WRキーナン・アレン選手がハムストリングを負傷し途中退場してしまいましたが代わって出場した今オフにワシントンから移籍したWRディアンドレ・カーター選手、ルーキーFBのザンダー・ホーヴァス選手今オフにシアトルから移籍したTEジェラルド・エバレット選手らが奮起。いずれもQBジャスティン・ハーバート選手(279yds, 3 TD, 0 sack, 0 INT)からの絶妙なパスを受けてのタッチダウンを決めました。
 
この試合を決めたのは今シーズン特に話題のディフェンス陣。何と言っても今オフにシカゴから移籍したOLBカリル・マック選手は古巣でもあるレイダースに3サックを決める活躍、OLBジョイ・ボサ選手、Sダーウィン・ジェイムスJR選手もそれぞれサックを決めると、LBドリュー・トランキル選手、CBアサンテ・サミュエルJR選手今オフにデンバーから移籍したCBブライス・カラハン選手らがそれぞれ見事なインターセプトを決めるなど、オフェンスは2ndチーム、ディフェンスはベテランのキャプテン陣と若手の活躍が光りました。WEEK1の試合とは言え、今シーズンのチャージャーズの層の厚さを感じました。これに今オフにペイトリオッツから移籍したCBのJ.C ジャクソン選手が戻ってくるとどうなるのかも早く見てみたいです。
 
一方、ペイトリオッツのOCから、レイダースの新ヘッドコーチ就任したジョシュ・マクダニエルズ氏率いる新生レイダースもこれまた強力な布陣。QBデレク・カー選手(295yds, 2TD, 3INT, 5 Sacks)を中心に、今オフにグリーンベイから移籍したWRデバンテ・アダムス選手(10 Rec,1TD, 141 Rec. yds)、WRハンター・レンフロー選手、先日大型契約を勝ち取ったばかりのTEダレン・ウォーラー選手、RBジョシュ・ジェイコブス選手、今オフにペイトリオッツから移籍したRBブランドン・ボルデン選手(1TD)等のオフェンス陣。
またDEマックス・クロスビー選手、Sジョナサン・アブラム選手、今オフにアリゾナから移籍したベテランDEチャンドラー・ジョーンズ選手、また2年目の活躍が期待されるCBネイト・ホッブス選手、LBディヴァイン・ディアブロ選手、今オフにインディアナから移籍したCBロック・ヤ・シン選手等のディフェンス陣と、この試合には負けはしたものの、アジャストをして臨むWEEK2、WEEK3でどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。
相手を完全に支配する様な、強いレイダースも見てみたいです。
 
NFL 2022-2023: WEEK 1 
ラスベガス・レイダース 19-24 ロサンゼルス・チャージャーズ